プロチーム所属のアナリストの厳しい現状について

今回は記事2つ目という事でアナリストの厳しさに触れたいと思います。

現在世界中で流行っているEsportsですが、上に行くためには相手チームのピックキャラや作戦について把握が必須です。R6Sで言えば、相手チームにとって重要キャラをBANしたり、相手チームの弱点を突いたり、相手の動きを思い通りに動けないようにしたりとすることで、自チームが優位になる様にゲームメイクをするのが大事になってきます。例えば、リスキルでは人数的優位を得る為に作戦として行うチームがあります。リスキルで落としたキャラが割職のHIBANAやTHERMITEであれば、相手が開けたい場所が開けれなくなり、戦術的優位も得ることができます。

この様に自チームが試合の主導を得る事で、優位に試合を運ぶができます。その為、戦術的優位を得る為にもアナリストのデータ分析、作戦把握は大事になってきます。

しかし、アナリストの現状は厳しいものがあります。各地方で大会試合が毎日行われたりしています。日本以外ではEU、NA、ANZ、LATAM、SEA、KRの地方大会があります。プロリーグのみならず、チャレンジャーリーグからプロリーグに上がってくるチームもある為、アナリストの仕事がなくなる事はありません。更に1試合毎、1ラウンド毎に試合展開も作戦も違う為、全てを把握しようとすると時間がかかります。日本国内のTOPチーム野良連合では現在4人のアナリストが仕事を分割してデータ分析、作戦把握に努めています。それ程、量が多いのです。仕事をやりながらとなると自身が寝る時間を割いてまで活動する必要があるのです。

そして、アナリストは無償でデータ分析を行ってます。Esportsでも大事な役割であるアナリストですが、無償にならざる負えない理由があります。日本チームの厳しい経営状況や金銭収入につながる仕事、社会システムが少ない為、選手ですら生活が厳しく仕事をしつつ活動を行っているという状況である為、尚の事アナリストには金銭的報酬は払われません。

Esportsという文化が日本でも少しばかり認められてきており、その最前線で頑張っている選手やアナリストは厳しい大波に呑まれながらも、必死に足掻き、努力しています。ですので、是非応援してください。その応援が選手やアナリストの力になります。金銭的援助は自分がやりたいとおもったらやれば良いんです。それよりもこんな選手やチームがあると拡散して頂くだけで良いのです。その拡散がEsportsを知らなった人が知る要因になり、Esportsファンの増加やチームの新たなスポンサー獲得に繋がる可能性もあります。そうなれば、選手やアナリストの待遇改善に繋がる可能性もあるのです。私自身アナリストとして活動した身として、いつかアナリストにも金銭的報酬が支払われる様になると良いと思います。

長文ですが、最後まで読んで頂きありがとうございます。これにて記事を終わらせて頂きます。今後ともEsports、チームに興味・関心を持っていただければ幸いです。