前回の記事の反応から思った事

 

craftlogic.hatenablog.com

 上記が前回の記事になります。

 

今回は短時間の間に色んな反応があり、とても参考になりました。また、僕としては本当にそれで良いのか?という事も思う点もありました。それについてお話させて頂きます。

 

募集要項に給与について記載すべきではという話です。

「まず入る前に調べるのが当たり前だろ。」という意見を頂きましたが、本当にそれで良いのでしょうか?

これからプロゲーマーを目指そうとしている人の中には、中学生や高校生の人がいます。もっと若い人もいると思います。彼ら彼女らは、プロなんだから給与が出る。そう思っている人が多いのは事実です。現に僕の下には「給与出ないのですか?!」と聞かれることが多々あります。

プロ野球選手やプロサッカー選手の様に、給与を貰って活動しているのが当たり前。だから、プロゲーマーもプロなのだから給与が出るのが当たり前。そう考える人も多いのが現状です。

また、PGMにて給与が払われていなかったという問題もありました。

Esports業界全体が金銭的に潤っていないのは、知っている人は知っているというだけであり、世間一般にはそう思われていないのです。

金銭について不透明にするよりも、堂々とお金の支払いはできません。そうする方が、不信を抱かれる事も無いでしょう。

ましてや、将来を見据えているのであれば、選手やアナリストに給与を払う様になると見越して、金銭的な報酬としてはどうなのかを記しているべきではないのでしょうか?

払えと言っているのではなく、記載すべきではと言っているのです。

僕もチームにお金が無い事は知っています。業界全体としても厳しいことを。

選手も納得しているとはいえ、人生において貴重な【時間】を選手から頂くのですから、チームとしても紳士な対応をすべきではないでしょうか?

将来的に給与について掲示するのは必須になると思います。そんな事はまだ先の事だからと後回しにするのではなく、今直ぐに取り組める課題だからこそ、先にやっておく必要があると思います。今ある問題を後回しにして苦労することは、学生時代に学んでいると思います。夏休みの課題を後回しにすると後々自分が後悔すると。

 

問題というのは出てきます。僕自身仕事や過去に学業で実感しています。ですが、いくら更に大きな問題があるからと、先の問題にばかり気を配り、目の前の些細な問題を放置していると、後にそれが大きな問題になって戻ってきます。

Esports業界全体としてEsportsチームにどうお金を落とせるようにするかは大きな課題です。半年で片付けられることではないです。ならば、今目の前にある簡単な問題を片付けていくべきでしょう。

 

野球であれ、サッカーであれ、いきなりイチローにはなれないし、メッシにもなれません。先の目標を見据えつつ、目の前の問題・課題を解決しなければ、次のステップには進めません。

Esports業界も未来を見据えつつ、今ある問題・課題を解決し、確実にステップしていかなければ、思わぬ所で足を踏み外す事になるでしょう。